昨日の予算委員会の質疑では、
補正予算が巨額になりすぎなことから、その3つの原因を詰めました。
①公共事業費のインフラごとのシェアが固定的でメリハリついていない。
②基金に対し、この補正で合計2.5兆円積むが、基金から民間企業に支払うのは1,2年後なのが実態(宇宙戦略基金など個別に論証)。国債金利2%なら年間500億円もの利払いとなり、まずいのでは。公共事業のように民間企業に支払うタイミングに合わせて国債発行すればよいのではないか。
③防衛費をGDPの3.5%(現在は、この補正予算で2.0%)まで増やすよう、アメリカから求められているのではないか。
報道ぶりは以下のとおり。兆円単位の予算の中身そのもののムダを具体的につめてもなかなか取り上げてはもらえず、議員定数削減法案が企業団体献金法案を追い越さないよう高市総理・総裁は国会に口出ししないよう求め、明言したやりとりだけは数多く報道されました。
予算委員会では予算のことだけやれとよく言われるのですが、これが実態です。
【速報】高市総理「口出ししない」 企業団体献金規制強化と衆院議員定数削減の法案審議の順番巡り(TBS NEWS DIG)
立憲民主党 後藤祐一 衆院議員
「国会のルールっていうのは、先入れ先出し、つまり先に審議にかかったものを先に処理して、それが終わったら次の法案と、これが大原則なんですよ。企業団体献金の法案を処理をして、それが終わったら、議員定数の法案ということでよろしいですね。自民党の総理総裁として口出しはしないということでよろしいですね。何でそこでメモが入るんですか。どんなメモを政府側がつくったんですか!」
高市総理「取扱いについては、国会において決められるものだと思っております」
立憲民主党 後藤祐一 衆院議員「もう一度確認します。口出ししないってことでよろしいですね国会でですね」
後藤議員「自民党総裁としては口出しするってことですか」
高市総理「自民党総裁としても、別に議案の順番については口出しをいたしません。国会でお決めいただくことだと考えております」
衆院予算委 補正予算案の審議 首相“財政の持続可能性に配慮”(NHK NEWS)
立憲議員がヒートアップ「何でそこでメモが入るんですか? どんなメモを政府側が作ってるんですか?」国会紛糾&枝野委員長も笑う“カオス”な状況に 企業献金めぐり(ABEMA TIMES)
日米防衛相会談「3・5%」要求は出たか…立民・後藤氏が小泉防衛相と論戦(神奈川新聞)
高市早苗首相 企業・団体献金と定数削減の法案の審議順「内閣総理大臣、口出しをしません」(東京スポーツ)
高市首相、上限超える献金受け取り陳謝 小泉氏も「再発を防止」(日本経済新聞)
「そんなに米国が言う通りにやりたいのか」小泉氏、防衛費増額で立民・後藤祐一氏に反論(産経新聞)